
- KDDI research atelier
調査レポート R&A「米国フリマアプリの成功の秘訣は、『交流』」
2023年4月4日
株式会社KDDI総合研究所
KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。
タイトル:米国フリマアプリの成功の秘訣は、「交流」
執筆者 :柏木理佳
サマリー
世界的に古着マーケットが拡大している。とりわけ、米国ではファッションとしても古着ブームが到来している。特に、ユーザーが急増したフリマアプリは、「交流」の機能が充実しているという特徴がある。一般的にフリマアプリでは、売買を目的としているため、ユーザー同士の交流は、ほとんどない。購入時に限り、値段の交渉や品質に関しての質問をするだけである。しかし、Z世代向けのファッションを取り扱う古着のフリマアプリでは、様々な機能があり、交流しやすくなっている。出品者にすぐにメッセージを送信できる機能だけでなく、出品者をフォローしている人や他のユーザーにもすぐにメッセージを送信したり、コミュニティの形成、あらゆるところから交流につながる機能がある。
本稿では、米国市場において古着マーケットが拡大している背景を説明し、それを牽引している古着のフリマアプリを紹介する。特に、Z世代に人気があり、ユーザーが急増したDepopを事例として取り上げる。
古着は、商品の品質や状態について不確かであるため、新品よりも提供者(出品者)とのやり取りが必要である。DepopのようなフリマアプリやECサイトでの交流が増えると、古着だけでなく、幅広くリユース市場が活性化する可能性がある。
地域:米国
他のレポートは、「調査レポートR&A一覧」からご覧ください。
※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。