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調査レポート R&A「コロナ禍の小売市場動向~STAFF STARTの成功要因と今後の小売市場への提言~」

2021年5月6日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

 

タイトル:コロナ禍の小売市場動向~STAFF STARTの成功要因と今後の小売市場への提言~

執筆者 :KDDI総合研究所 矢崎智基、後藤崇行、斎藤隆一

 

サマリー

・新型コロナウイルスの世界的流行によって、主に百貨店・SC(ショッピングセンター)の販売額減少が顕著で、百貨店・SCを中心に販売されるアパレル関連の販売額・消費額も減少傾向にある。

 

・本レポートでは、コロナ禍で不振のアパレル業界を対象に業績を伸ばすSTAFF STARTサービスに注目し、STAFF STARTを提供するバニッシュ・スタンダード社とSTAFF STARTを利用する企業(4社)へのインタビューから成功要因を明らかにし、今後の小売市場への提言を述べることを目的とする。

 

・インタビューから明らかにしたSTAFF STARTの成功要因は、以下の3点である。
(1)消費者のコーディネートの悩みを解決していること
(2)アパレル業界の店舗運営を効率化していること
(3)アパレル業界の供給過剰対策に貢献していること

 

・インタビューの結果から、販売スキルと店舗それぞれに関する今後の小売市場への提言として、以下について述べる。
(販売スキルに関する提言)
(1)評価のオムニチャネル化を進めること
(2)ファン化を実現すること
(3)シームレスな接客を行うこと

 

(店舗に関する提言)
(1)ブランド体験を提供すること
(2)消費者ニーズに対応すること
(3)店舗の個性を出すこと

 

・上記提言を進めることにより販売員個人の専門性向上と売上拡大を実現し、消費者の満足度を向上させることにより小売店舗の持続的な成長を促すことを、今後の小売市場への提言とする。

 

地域:日本

 

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