KDDI research atelier

調査レポート R＆A「ソーシャルメディアはどこへ行く」〜検閲と表現の自由のはざまで

2020年12月18日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

タイトル：ソーシャルメディアはどこへ行く〜検閲と表現の自由のはざまで

執筆者　：高橋陽一

近年、ソーシャルメディアの重要性が増している。個人のライフスタイルにおいても企業の事業戦略上も欠かせない存在になっている。大統領がソーシャルメディアを通じて重要なメッセージを発信することも珍しくない。一方、この便利なツールを悪用してフェイクニュースを流したり、不正行為や迷惑行為をしたりする事例も増えており、社会問題になっている。
まさに諸刃の剣であるソーシャルメディアは、これをいかに使いこなすかのみならず、いかに管理・規制するかの問題も提起しており、検閲か表現の自由かを巡る議論も活発化している。本稿では主としてFacebookとTwitterに焦点を当て、米国におけるソーシャルメディアの成長・現状を概観するとともに、社会問題に関する動向や関係者の対応を踏まえ、望ましいサービスのあり方を考察する一助としたい。

Social Media matters these days, and is now an essential part of individual lifestyles and business strategies. Even the President of the United States frequently makes use of Social Media to communicate important messages. This medium, however, also has a downside—especially concerning the growing number of cases where misinformation is spread or misconduct is facilitated via Social Media, something that is becoming a public concern.

In this sense, Social Media is double-edged blade that is not only raising questions of how to make use of it, but also how to control or restrict it, giving rise to disputes over censorship and freedom of expression. This report focuses on two leading Social Media platforms, Facebook and Twitter, and outlines the growth trajectory and present status of the services in the US. The report also investigates the impacts and challenges of Social Media upon society, with a view to helping envision the appropriate direction forward.

地域：米国

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