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調査レポート R&A「シェアライドの雄、滴滴と中国の配車サービスの実態」

2019年12月18日
株式会社KDDI総合研究所

 

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

 

タイトル:シェアライドの雄、滴滴と中国の配車サービスの実態

 

執筆者 :山谷剛史

 

今、中国の都市部では配車サービスは、「知ると得するサービス」というよりは「知らないと生活が不便なサービス」と言えるほど普及していて、特に中国のインターネット世代(20代~40代)にとっては切っても切れない存在となっている。

中国の配車サービスの代表的な企業が「滴滴出行(DiDi Chuxing)」だ。非公開企業ではあるが、滴滴出行の限りある情報から配車サービスのこれまでを振り返る。

振り返れば、業界最大手の滴滴は2012年9月に北京でサービスを開始した。2013年に中国全土の大都市で、「滴滴」と「快的」の二大配車サービスの競争により話題をよく聞くようになり、2014年にはアントフィナンシャルの「支付宝(Alipay)」とテンセントの「微信支付(WeChatPay)」の2大キャッシュレスを巻き込んで一気に利用者を増やした。滴滴と快的は2015年に合併し、新生「滴滴打車」としてスタート、その後「滴滴出行」に名前を変える。トヨタ自動車やソフトバンクと提携し、Didiモビリティジャパンを設立するなど、日本にも影響がある世界企業となっていく。

そうした滴滴がどうやって成長し普及したか、突然登場した配車サービスを、乗客として誰が利用して、ドライバーとして誰が利用したかを紹介する。また成長に伴い発生した社会問題に対してどうサービスをアップデートし対処していったかを紹介していく。

 

地域:中国

 

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