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スマホを自動探索・充電するIoTガジェット「充電ロボ」プロトタイプを開発

〜「Android Experiments OBJECT」 特別賞受賞作品を展示イベントに出展〜

2017年3月16日
株式会社KDDI総合研究所

株式会社KDDI総合研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、所長:中島康之、以下「KDDI総合研究所」)は、「ミライ ヲ ツクル」プロジェクト(注1)において、スマートフォン(以下「スマホ」)を自動探索・充電するIoTガジェット「充電ロボ」プロトタイプ(以下「充電ロボ」)を開発しました。

 


▲スマホを自動探索・充電するIoTガジェット「充電ロボ」(左)

 

「充電ロボ」とは、カメラと距離測定センサー、およびRaspberry Pi Zeroなどのマイコンボードを搭載した、スマホを自動探索・充電する自律走行ロボットです。仕組みは、充電ロボに付いているカメラから卓上の状況を画像認識し、障がい物や机からの落下を避けながら、スマホを探索します。スマホを見つけると、USBポートを認識して自動でスマホに接続、充電を行います。充電が完了すると、スマホから離れ、充電ロボ自身を充電するために、自動で卓上の充電ステーションに戻ります。画像処理やシステム制御を工夫することにより、安価な部品のみで高度な動作を実現しました。

 

「充電ロボ」は、Google社が主催する「Android Experiments OBJECT」で2016年9月9日に特別賞を受賞し、他の受賞作品とともに、3月24日(金)から3月26日(日)、二子玉川 蔦谷家電2階(東京都世田谷区)の展示イベント「Android Experiments OBJECT」に出展します。本会場では、テーブルの上を動き回り、Android スマホを充電するロボの姿をご覧いただけます。

 

 

 

 

 

たくさんのガジェット(電子機器)が身の回りに溢れ、生活がとても便利になる一方で、そのガジェットへの充電は欠かすことのできない日課になっています。朝起きた時、出掛ける前に、充電し忘れに気付いた時のショックや、外出途中に充電切れになってしまった時の不便さは計り知れません。私たちは、そんな不安を取り除くことを目標に開発しました。「充電ロボ」が、テーブルの上に放置されたガジェットを、自動で見つけて充電してくれる頼りになりつつも、可愛いパートナーになることを期待しています。

 

(注1)「ミライ ヲ ツクル」プロジェクトは、イノベーションを起こすことが出来得るチャレンジングな風土を醸成することを目的に、2015年5月にKDDI総合研究所内で発足。組織に関係なく横断的に人材を集めるため、研究員が自ら手を挙げて参画し活動しています。これまで深く取り組んだことのない分野に挑戦し、新しい研究分野の開拓、新規事業化を目指しています。

 

イベント開催概要
イベント名:「Android Experiments OBJECT」
主催   :グーグル合同会社
日時   :2017年3月24日(金) 17:00~22:00
      2017年3月25日(土) 10:00~22:00
      2017年3月26日(日) 10:00~19:00
会場   :二子玉川 蔦屋家電 2階「E-room1」
      東京都世田谷区玉川1丁目14番1号二子玉川 S.Cテラスマーケット
入場料  :無料

 

「Android Experiments OBJECT」について
「Android とつながることで、世界がもっと便利に、もっと楽しくなるようなデバイスを、みんなのアイデアでつくる」というコンセプトで、Googleが、一般公募のアイデアコンテストを2016年度上期に開催。「充電ロボ」は、一般投票および審査員による審査の結果、特別賞を受賞しました。「Android Experiments OBJECT」HP

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。