このページを印刷する
一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター 2025年度SCAT表彰 会長賞受賞
2025年12月17日
株式会社KDDI総合研究所
KDDI総合研究所は2025年12月17日、一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター(SCAT)から「水空合体ドローンとその水中測位に関する研究開発」 の成果が認められ、SCAT表彰会長賞を受賞しました。
SCAT表彰は、2018年に創設され、情報通信技術の研究開発により国民生活の安全安心に寄与するなど多大な貢献のあった研究者に授与される賞です。
KDDI総合研究所は海洋をフィールドとしたロボットの研究に30年以上前から取り組んでおり、海底ケーブルの保守や海底資源探査などへの応用を進めてきました。今回、老朽化した水域インフラなどを安全・低コストに点検するために、現場水域に行かずとも遠隔から点検が可能な世界初のモバイル通信に対応した水空合体ドローンの提案・試作と、GPSが届かない海中でも音波による測位を可能とする小型高精度の水中測位装置の独自開発を行いました。これらの取り組みは水中インフラの安全性確保や漁業の省人化に資するものであり、ICTを活用した国民生活の安全安心に寄与するものであったと高く評価されての受賞となりました。
受賞者
西谷 明彦 ((株)KDDI総合研究所 光部門 フォトニックデバイスグループ コアリサーチャー)
小島 淳一 (元(株)KDDI総合研究所 環境計測プロジェクト プロジェクトリーダー)
川田 亮一 (KDDI(株)先端技術研究本部 応用技術研究1部 コアスタッフ)
参考

関連情報
・2021年6月10日報道発表
世界初、「水空合体ドローン」を開発
・2021年12月14日報道発表
世界初の水空合体ドローン、遠隔での水中撮影に成功
・2024年3月26日報道発表
水空合体ドローンを用いて、遠隔での橋脚水中点検に成功
※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。