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第69回「前島密賞」受賞

2024年2月28日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、公益財団法人通信文化協会から、ITU-T H.266 | Versatile Video Codingの国際標準化と実用化への多大な貢献が認められ、第69回「前島密賞」を受賞しました。

 

前島密賞は、日本の逓信事業の創始者「前島 密」の功績を記念して、情報通信および放送の進歩発展に著しい功績があった人に授与される賞です。

 

本件は、高度地上デジタルテレビジョン放送の映像符号化方式としてITU-T H.266 | Versatile Video Coding (VVC) 採用が検討される中、従来の映像符号化方式の2倍の性能改善を達成するため、独自技術を含む130件以上の寄書提案をしたこと、あわせて世界で初めてVVC準拠かつ4K/8K映像に対応するリアルタイムコーデックを開発し実用化への貢献があったことが認められたものです。

 

 

(関連情報)

 

【リアルタイムコーデックに関するプレスリリース】
2021年12月23日
映像符号化方式H.266|VVC対応リアルタイムコーデックを用いた4K/60fpsの映像伝送に成功

 

2020年12月23日
世界初 最新の映像符号化方式H.266|VVC対応のリアルタイムコーデックを用いた4Kライブ伝送の実証実験に成功

 

2020年9月1日
世界初 最新の映像符号化方式H.266|VVCに対応した4Kリアルタイムエンコーダを開発

 

 

【リアルタイムコーデックに関する招待論文の概要】
リアルタイムコーデックを実現する上で適用したコア技術、リアルタイムコーデックの各種評価実験、今後の拡がりを紹介しています。
【原著論文情報】
木谷 佳隆, 海野 恭平, 河村 圭, H.266 | VVC対応4K/8Kリアルタイムコーデックの開発, 映像情報メディア学会誌, 2024, 78 巻, 1 号, p. 115-123, 公開日 2024/01/01,

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。