株式会社KDDI総合研究所

<別紙>

 

■本実証実験について

本実証実験は、2019年8月16日に、花園ラグビー場において、以下のとおり実施しました。
(1)花園ラグビー場周辺において、警備エリア全体を監視するドローン、ロボットおよびカメラを装備した警備員が警備エリア内を監視。5Gを活用して、それぞれが撮影した4K映像をリアルタイムに伝送し、セコムの「オンサイトセンター」でモニタリングを実施。

(2)「オンサイトセンター」では、受信した4K映像をAIで解析し、異常行動を自動で認識。

(3)「オンサイトセンター」の管制員が、警備員とロボットへ現場急行を指示し、対処を実施。

 


<本実証実験のイメージ図>

 

 

■人物の行動認識について

KDDI総合研究所が独自に研究開発した行動認識技術(注3)を活用し、「オンサイトセンター」で受信した4K映像に映る人物を検出するとともに、検出した人物の18カ所の骨格点を深層学習により抽出し、骨格の動きから人物の詳細な動きを認識します。これにより、不審者の発見や、体調が悪く倒れてしまった方、暴動が発生していることなど、AIがリアルタイムに異常を認識することが可能です。

 


<人物の行動認識/もみあい・転倒>

 

 

 

■各社の役割

KDDI:5Gネットワーク・4K映像伝送システム・スマートドローンプラットフォームの構築と提供、警備員が装備するカメラの提供

KDDI総合研究所:人物の異常行動を認識するAIの開発

セコム:「セコムロボット X2」・「オンサイトセンター」の構築と提供、警備観点での実証実験シナリオの構築

 

 

<参考>セコムとKDDIのこれまでの取り組み

セコム・KDDI、次世代移動通信システム「5G」の技術実証で提携(2017年2月22日リリース)

KDDIとセコム、「5G」のアップリンクでマルチユーザMIMOでの映像伝送に国内で初めて成功(2017年5月24日リリース)

世界初、4G LTEで自律飛行する複数ドローンを活用した広域警備に成功(2018年3月15日リリース)(注4)

国内初、人物検知可能なスマートドローンによるスタジアム警備の実証に成功(2018年12月18日リリース)(注4)

 

(注1)第5世代移動通信システム「5G」を活用したスタジアム周辺の警備が国内初。(2019年8月19日KDDI調べ)

(注2)KDDIの通信ネットワークを利用することで、より長距離で安全な運用を可能としたドローンのこと。詳細については、スマートドローンHP を参照。

(注3)31種類のトレーニング動作や姿勢を認識する宅内行動認識AIを開発(KDDI総合研究所2018年10月9日リリース)

(注4)NEDO DRESSプロジェクトにおける「警備用運航管理システムの研究開発」で実施。本実証実験は過去知見を活用した民間プロジェクトとして実施。

 

※5G端末提供:ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社、サムスン電子ジャパン株式会社。各社が開発した5G実証実験用スマートフォンを当社5G実証実験向けに利用。

 

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