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映像情報メディア学会 第51回技術振興賞 受賞

2024年5月31日
株式会社KDDI総合研究所

2024年5月31日、KDDI総合研究所は、一般社団法人映像情報メディア学会から、第51回技術振興賞 進歩開発賞(研究開発部門)を受賞しました。なお、当社の同賞受賞は6年連続となります。

 

■ 第51回技術振興賞 進歩開発賞
  リアルタイム点群圧縮伝送システムの開発

 

同賞は、映像情報メディアに関する研究・開発により、斬新な方式、システム、機器、デバイス等を完成あるいは実用化し、顕著な効果を示したグループまたは個人に授与される賞です。KDDI総合研究所は、最新の点群符号化方式 Point Cloud Compression(PCC) の国際標準化作業に参画して当独自技術を寄書提案し、PCCの標準化完了後の2022年10月には世界初のPCC対応のリアルタイムソフトウェアコーデックを開発、さらに建造物や人物などの多様な点群データの伝送サービスへの将来的なPCCの利活用を想定した複数のライブ点群伝送実証を実施しました。特に、従来方式の半分以下のデータ量で建造物および人物の点群データをライブ伝送する実験を実施し、品質を検証してデジタルツインやメタバースへの適用可能性を実証したことが高く評価されました。

 

また、同賞受賞と同時に、以下1件の賞を受賞しました。

 

■ 第4回映像情報メディア未来賞
  大型カラーアニメーション計算機合成ホログラムの実現

 

 

関連情報

■ リアルタイム点群圧縮伝送システムの開発
・2022年10月24日
 点群圧縮技術の最新の国際標準方式に対応したリアルタイムエンコーダーを開発
・2023年1月24日
 点群圧縮技術の最新の国際標準方式に対応したリアルタイムコーデックによる伝送実験に成功

 

■ 大型カラーアニメーション計算機合成ホログラムの実現
・2022年5月9日
 ホログラフィーのサイズや視域角を維持しながらカラーアニメーション化に成功

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。