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調査レポート R&A「2022年の中国通信業界の展望」

2022年2月10日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

 

タイトル:2022年の中国通信業界の展望

執筆者 :康 佳慧、神津 実

 

サマリー

■情報通信政策

・2022年の情報通信産業の成長方針(2021年12月):法人向けの5Gサービスとギガ光回線の普及を重要視。グリーン製造のほか、新エネルギー車(NEV)やスマート家電などの環境配慮型の新型消費も促進する。

 

■5G関連動向

・5G市場全体の予測:北京冬季五輪を契機にクラウド中継、スマートスタジアム、フルビューの360度生放送、VR観戦などが普及。五輪会場では5Gブロードキャストを提供する。折り畳みのハイエンド向け端末の販売数が伸びる。

・5Gサービス:法人向けでは製造業、鉱業及び電力などの分野に重点を置く。ローカル5Gでは標準化・モジュール化が進む。コンシューマー向けにはメタバース分野に通信3社(中国移動・中国電信・中国聯通)は積極的に取り組む。

・5Gカバレッジ:2022年には700MHz帯で全国をカバー。2.6GHzや3.5GHz帯では都市部でカバレッジ100%を実現。

 

■プラットフォーム規制とデータ関連規制

・プラットフォームへの規制と緩和のバランスを取る方向に進むほか、参加するあらゆるプレイヤーに規制をかける。

・米上場をしている国内IT企業は国家安全審査などを懸念して香港などの国内株式市場でも上場しておくケースが増えるほか、政府の安全保障措置で国内データを取り扱う事業が強制的に切り離される可能性もある。

 

地域:中国

 

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