株式会社KDDI総合研究所 このページを印刷する

調査レポート R&A「ウィズ・ポストコロナ時代の旅行トレンド」

2021年12月13日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

 

タイトル:ウィズ・ポストコロナ時代の旅行トレンド

執筆者 :林イラン

 

サマリー

新型コロナウイルス感染症の世界的拡散とそれによる移動制限、国境封鎖が続き、観光産業は前例のない低迷期を経験している。世界観光機構によると、コロナは観光産業を30年前の水準に戻したという。

 

しかし、旅行に対する人々のニーズは決して消えず、近距離旅行やグランピングなどを楽しむ国内旅行は続いた。最近では、世界各地でワクチン接種率が向上し、海外旅行に対する期待感も高まっている。

 

本稿では、コロナ禍の旅行トレンドの変化と観光業界の対応を調査し、with/postコロナ時代の観光の未来を考察した。

 

調査から、社会的距離を守る旅、清潔・衛生・安全な旅、柔軟な旅、情報通信技術活用の拡大、持続可能な観光への認識の高まりがコロナ禍の旅行トレンドとして挙げられた。

 

今後、感染症の予防対策、観光地での感染状況の変化、環境への影響など、with/postコロナ時代の旅行者の意思決定はさらに複雑になることが予想され、より個人化された旅行商品の開発が重要になると考えられる。

 

 

The tourism industry is experiencing an unprecedented crisis due to the global spread of COVID-19, and its ongoing travel bans and border restrictions. According to the World Tourism Organization, the pandemic has brought international tourism back to levels of 30 years ago.

 

However, people's need for travel never disappeared, and domestic travel for short trips and glamping has continued. Additionally, vaccination rates are increasing in many parts of the world, and expectations for international travel are rising.

 

This report examines the future of travel and tourism in the post-COVID-19 era, by surveying the changes in travel trends and the response of the tourism industry to the corona disaster.

 

The five trends highlighted in the report are socially-distant travel, safety and cleanliness, flexible cancellation policies, digitalization of tourism services, and sustainable tourism.

 

In the future, the decision-making process of travelers are expected to be more complex, and developing more personalized travel products will become increasingly important.

 

地域:世界

 

他のレポートは、「調査レポートR&A一覧」からご覧ください。

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。