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ビデオ・レクチャー:よく分かるAI数学―ベイズ定理と隠れマルコフモデル

2020年6月8日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、新型コロナウイルスによる自粛期間におけるテレワーク・プロジェクトの一例としてリサーチフェロー小林雅一の発案によるビデオレクチャーを掲載しました。
詳細はこちらからご覧ください。

 

 

 

ここ数年のAI(人工知能)ブームでは、いわゆる「ディープラーニング(多層ニューラルネット)」が大きな注目を浴びました。しかし実は、それに匹敵するくらい現代AIに大きな影響を与えてきたのが「ベイジアン・ネットワーク」ないしは「ベイズ理論」と総称される確率論(数理統計学の理論)です。

 

中でも「隠れマルコフモデル」は金融市場の動向予測や音声認識、機械翻訳から最近の自動運転車まで広範囲の分野で使われています。この技術をベースにニューラルネットなどを組み合わせることで、GAFAなどが提供する最新鋭のAI製品が実現されています。

 

隠れマルコフモデルは時系列の確率事象を扱う高度な概念ですが、教え方次第では中学生や高校生でも理解できます。かつて受験勉強などで数学に取り組んだ一般ビジネスパーソンにも十分マスターできるはずです。このビデオ・レクチャーを通じて、是非それにチャレンジしてみてください。

 

なお本レクチャーのベースとなっているのは、”Introduction to Artificial Intelligence,” Sebastian Thrun et al, Udacityですが、ベイズ定理の解釈をはじめ筆者自身の見解もかなり加味されています。

 

最後に本レクチャーは、新型コロナウイルスによる自粛期間におけるテレワーク・プロジェクトの一例として発案されました。ありあわせのソフトウエアや通信環境を使って、最小限の人員、費用、期間で何ができるかを試すために着手されたプロジェクトです。関係者の皆さんに深く感謝致します。

 

KDDI総合研究所 リサーチフェロー 小林雅一

 

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