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調査レポート R&A「アートバーゼル2019参加レポート」

2019年8月6日
株式会社KDDI総合研究所

 

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

 

タイトル:アートバーゼル2019参加レポート

 

執筆者 : 株式会社KDDI総合研究所 フューチャーデザイン部門  沖 賢太郎

 

サマリー:

アートバーゼルとは
スイスバーゼルにて毎年開催される世界一のアートフェア。世界の著名ギャラリーが出展し、コレクター達にアート作品を販売する場。アート業界最大のイベントの一つとなっている。

 

アートバーゼル2019サマリ
●オンライン取引が少しづつ増えている
メガギャラリーのNYガゴシアンやNYデイヴィッド・ツヴィルナーがアートバーゼル会期中にオンラインサービスを提供。コレクタ層の変化(若年化)等が背景として考えられる。

●ビデオ作品の展示が増えている
展示スペースを割いてのビデオアートが多数出展。アートバーゼルだけでなく、同時期に開催される他のアートイベントでもビデオ作品は増えている。

●非公開取引が増えつつある
非公開ショールームでの取引ニーズの高まり。人目を避けたいコレクターニーズ。

 

所感
ビデオ(デジタル)作品の増加とオンライン取引の増加が新たな潮目。デジタルなアート作品はブロックチェーンにより複製がコントロールでき来歴管理も可能。ビデオ作品を含めたメディアアートのプレゼンスが今後高まっていくことが考えられる。また、デジタルアートやオンライン取引といったデジタルな要素の普及は、一種閉鎖的であったアートの世界をマジョリティ層にも拡大させていく一助となり得る。

 

地域:世界、スイス

 

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