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調査レポート R&A「低年齢の子どもの英会話学習に関する調査」

2019年7月1日
株式会社KDDI総合研究所

 

KDDI総合研究所は、国内外のICT市場動向、情報通信政策などについて多角的な視点から調査したレポートR&Aを発行しました。

 

タイトル:低年齢の子どもの英会話学習に関する調査

 

執筆者 : 株式会社KDDI総合研究所 フューチャーデザイン部門 宮脇景子

 

サマリー:

グローバル化の進展や、2020年より始まる新学習指導要領(教育改革)を背景として、これからの日本社会では、英会話学習がこれまで以上に重視され、「低年齢の子ども(※)に対する英会話学習需要」が強まると予想される。

本レポートでは、今後増加が見込まれる「低年齢の子どもに英会話を習わせる生活者」を対象にインタビュー調査を実施し、英会話学習の開始および継続時におけるペインポイント等について分析した結果について報告する 。

調査対象者は英会話の必要性を感じ、低年齢の子どもに英会話を習得させたいと考え、行動していた。英会話学習開始を後押しするプラス要因として、英会話学校の立地や授業のスケジュールが希望に合うこと、体験学習の印象がよいこと、授業の内容が子どもに合っていることなどが挙げられた。一方、知りたい内容が英会話学校のホームページ等ですぐに確認できないこと、口コミ情報が少ないことなどが英会話学習開始時におけるマイナス要因であった。子どもの英会話学習を継続する上でのペインポイントとして、英会話学校までの送迎、家庭学習のサポートなど親にかかる負担や、子どもの英会話の学習成果が見えない事などが抽出された。親が就労している場合や、子どもの年齢に依り発生しているペインポイントもあった。

調査対象者は、「英会話を習わせることは、子どもにとって必要なこと」と認識し、英会話学習に纏わるペインポイントを、何とか自身で解決・もしくは解決できずやり過ごしながら継続していた。子どもの英会話学習をスムーズに開始・継続できるようにするためにはどのようなサポートが必要か考察する。

(※)本レポートにおいて、「低年齢の子ども」とは、小学校低学年まで(0-9歳)の子どもと定義する。

 

地域:日本

 

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