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マルチチャンネルサラウンドで楽しめる「音のVR」を開発

~聴きたい部分にフォーカスできる、空間的なインタラクティブ視聴が可能に~

2019年10月7日
株式会社KDDI総合研究所

株式会社KDDI総合研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中島康之、以下「KDDI総合研究所」)は、任意の範囲の音場をリアルタイムに合成し、22.2ch音響などのマルチチャンネルサラウンド(注1)で体感可能な「音のVR(注2)」を開発しました。これにより、360°VRコンテンツの見たい・聴きたい部分に自由自在にフォーカスできる、音と映像が合致した空間的なインタラクティブ視聴が可能になります。なお、マルチチャンネルサラウンドで楽しめる「音のVR」は、WONDER VISION TECHNO LABORATORY株式会社の協力のもと、新しいエンターテインメントとしての空間演出の一提案として、円筒スクリーンと22.2ch音響を組み合わせた体験型デモンストレーションを、2019年10月15日(火)から10月18日(金)に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「CEATEC 2019」のKDDIブースに展示します。

 

 

 

視聴者によるタブレットの操作や向きを変えるなどの動作に応じて
見たい・聴きたい部分の音と映像が合致した空間的なインタラクティブ視聴が可能に

 

 

 

円筒スクリーンと22.2ch音響を組み合わせたデモブースイメージ

 

 

VRなどでのインタラクティブ視聴は、任意のアングルや位置から実際のシーンを音と映像で体験できるため、通信や放送、エンターテインメントなど幅広い用途が見込まれています。このうち、KDDI総合研究所の「音のVR」は、360°VRコンテンツの視聴したい任意の範囲を選択的に視聴できる、ユーザーカスタマイズ型インタラクティブ視聴技術です。すでに、複数のマイクロホンを空間的に配置したマイクロホンアレイを用いて、空間的に自然な広がりと定位を持つ、任意の範囲の音場をリアルタイムに合成できる「音のVR」を実現していますが、これまでは、スマートフォンやタブレットのタッチパネル上での操作を中心としており、再生は2チャンネルステレオに限られていたため、よりリッチな再生環境への対応が課題として残されていました。

 

この度、新たに22.2ch音響などのマルチチャンネルサラウンドで楽しめる「音のVR」を開発しました。これにより、5.1chや22.2ch音響などのマルチチャンネルサラウンドの再生環境において、視聴者の操作や動作に応じて、空間的に自然な広がり持つ任意の範囲の音場を選択的に合成することができるため、音響空間に没入し、音響の変化を体で感じる新体験を実感することができます。

 

KDDI総合研究所は、スポーツやイベントなどさまざまな環境での評価を進め、「音のVR」の活用を図るとともに、au 5Gの特性を生かした新たな体験とインタラクションの創出を目指して、xR技術の研究開発に取り組んでいきます。

 

 

(注1)音声・音響の記録再生方法のひとつで、2チャンネルステレオよりも多くのチャンネルを有し、視聴者を取り囲むようにスピーカを設置するもの。
(注2)視聴者の操作や動作に応じて、音場をインタラクティブに再生する技術およびソフトウェアで、空間的に自然な広がりと定位を持つ、任意の範囲の音場をリアルタイムに合成することができる。

 

「音のVR」を実現する、音場のズーム合成技術を開発(2017年10月2日)
「au×ハロー!プロジェクト 推しメンの声が際立つ!「音のVR」による新音楽視聴体験コンテンツを制作」(2018年3月14日)

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。