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“未来のライフスタイル”を先取りし 先進的な生活者との共創を推進する「FUTURE GATEWAY」を始動

~第一弾プロジェクトは「Hoppin'Sauna」~

2021年8月24日
株式会社KDDI総合研究所

KDDI総合研究所は、2030年を見据えた “未来のライフスタイル”を提案する研究拠点「KDDI research atelier(リサーチアトリエ)」において、先進的なライフスタイルを実践している生活者の方々を中心とした多様なパートナーとの共創を推進する取り組み「FUTURE GATEWAY(フューチャーゲートウェイ)」を2021年8月24日に始動します。
「FUTURE GATEWAY」では、中長期的な社会・生活者の課題解決に繋がる新たな生活様式を、先端技術を用いて社会実装するプロジェクトを推進します。複数のプロジェクトを立案・推進するため、先進的な生活者が集まるコミュニティを立ち上げるととともに、メンバーを募集します。
また、「FUTURE GATEWAY」の第一弾プロジェクトとして、「Hoppin'Sauna(ホッピンサウナ)」を開始します。

 

「FUTURE GATEWAY」公式サイト

 

 

 

 

1.「FUTURE GATEWAY」について

 

(1)概要
「FUTURE GATEWAY」では、中長期的な社会・生活者の課題解決に繋がる新たな生活様式を、先端技術を用いて社会実装する取り組みを加速するため、先進的なライフスタイルを実践している生活者の方々を中心として、多様なパートナーとの共創による応用研究を推進します。
KDDI総合研究所では「FUTURE GATEWAY」に参画する先進的な生活者を、「能動的に世界の制約や境界を越えていく人々」として「越境走者=t’runner(ランナー)」と呼称します。発音しないt’の文字には、trans-(越える) という言葉の意味を持たせ、transform(世界を変える)、transfer(未来に届ける)、transparent(境界を透明にする)など、越境走者のコアとなる活動を表現しています。
「FUTURE GATEWAY」では「t’runner」 とともに複数のプロジェクトを立案し、KDDI research atelierを本部拠点としながら、「FUTURE SPOT」と呼ばれる未来のライフスタイルの市場検証拠点の展開を行っていきます。

 

 

<「FUTURE GATEWAY」における2030年のライフスタイル実現に向けたステップ>

 

 

 

<t’runnerインタビュー>

 

 

 

「FUTURE GATEWAY」の始動、およびコミュニティメンバー募集に先立ち、「t’runner」の取り組みや未来の視点についてインタビューを行った記事を公開します。

 

(2)ロゴデザイン

 

 

<ロゴデザイン:グラフィックデザイナー/イラストレーター 脇田あすか氏>

幅や角の異なる書体には、「FUTURE GATEWAY」に集まる「t’runner」の多様性と独自性が込められているとともに、ロゴ全体としてはひとつの統一感を生み出すことで、違和感を大切にしながら社会の境界を越えていく「t’runner」の集団への想いを表しています。

 

 

2.コミュニティ立ち上げと「t’runner」の募集

 

KDDI research atelierと「t’runner」、パートナー企業が、それぞれの知見や技術などのアセットを互いに持ち寄り、組織や所属の制約を超えて未来を構想するコミュニティを立ち上げます。KDDI総合研究所は、未来のライフスタイルの実現に向けて、コミュニティに参加いただける「t’runner」の募集を開始します。
「t’runner」は、コミュニティでの議論や企画、ワークショップや実証への参加といった活動を通し、新しい生活様式の社会実装に向けたプロジェクトに携わることができます。

 

<募集対象>
・世の中の常識や制約にとらわれない自由な発想を持ち、先進的なライフスタイルを実践している個人

※企業に所属している場合でも、コミュニティ内では個人としての活動となります。
※未成年の応募も受け付けますが、参加には保護者の同意書が必要です。

 

<応募条件>
・既存の制約や境界を越えていこうとする強い意思を持ち、変化のために行動を起こしていること
・「FUTURE GATEWAY」のビジョンに共感し、コミュニティ内のルールを守って他のメンバーを尊重しながら行動ができること

※応募条件の詳細およびコミュニティでのルールに関しては 公式サイトをご確認ください。

 

<審査方法>
応募内容(応募フォーム)に基づく一次書類審査の後、コミュニティ運営事務局(KDDI総合研究所および運営パートナー企業)による面接(二次審査)を実施します。

 

<応募フォーム>
URL

 

 

3.第一弾プロジェクト  「Hoppin'Sauna」

 

「FUTURE GATEWAY」の第一弾プロジェクトとして「Hoppin'Sauna」を開始します。

 

<「Hoppin'Sauna」概要>

 

空間再現・バイタルデータを組み合わせた”ととのう”体験

 

 

「Hoppin'Sauna」は、「いつでもどこでも、呼べばサウナがやってくる」をコンセプトに、「t’runner」とVIE STYLE株式会社、KDDI総合研究所が進める移動式サウナのプロジェクトで、労働生産性の向上や医療費抑制への貢献を目指します。
昨今、サウナは<ととのう>という言葉に表される心身のコンディショニングの場として注目されています。本プロジェクトでは、定性的・感性的な定義となっている<ととのう>を可視化する、サイバーフィジカルシステム(注)型サウナの構築を推進します。
「Hoppin'Sauna」では、日本サウナ学会代表理事である加藤容崇氏の監修のもと、VIE STYLE社製VIE ZONEなどの脳波を測定できるバイタルセンサーを用いて、<ととのう>プロセスを可視化。個人差や体調差を定量的に明らかにすると共に、様々なフィードバック手法による、<ととのう>プロセスの可能性を検証します。
外気浴スペースでは、高解像度ディスプレイを設置し、サウナの聖地や景勝地などを高精細映像として伝送するだけでなく、音や風を高い臨場感で再現し、<ととのう>効果の違いについても検証する予定です。

 

本プロジェクトではオープンな共創を志向し、参画いただける「t’runner」やパートナー企業を、今後も継続して幅広く募集します。

 

■ KDDI research atelierについて
KDDI research atelierは、2020年12月に、東京 虎ノ門に開設された、KDDI総合研究所の調査・応用研究拠点。本拠点では、次世代社会構想「KDDI Accelerate 5.0」をもとに、KDDIグループのアセットを活用しながら国内外の企業や研究機関とパートナーシップを組み、中長期的な社会・生活者の課題の解消と、生活者一人ひとりに最適化されたライフスタイルの実現を目指します。また、「KDDI Accelerate 5.0」で示した7つのテクノロジーの応用研究を推進し、実現に向けた取り組みを加速していきます。

 

(注)フィジカル空間上の多様なデータを収集し、サイバー空間上で可視化や予測などの分析を行い、その結果をフィジカル空間にフィードバックすることにより、フィジカル空間の最適化を図るシステム。

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。