株式会社KDDI総合研究所

<別紙>

 

1.自由視点映像リアルタイム配信について

 

KDDIが取り組む自由視点映像は、「タイムスライス自由視点」と「自由視点VR」の二種に大別されます。「タイムスライス自由視点」は「4D REPLAY」(注1)が採用する方式であり、短い処理時間で自由視点映像を生成し、様々なカメラアングルで映像を鑑賞することができます。「自由視点VR」はKDDI総合研究所の技術であり、複数のカメラの映像から抽出した選手などの人物領域やスタジアム背景を、3次元コンピュータグラフィクス(3DCG)モデルで表現することにより、実際にカメラ映像がなくてもあらゆる視点からの映像視聴を少ないカメラ台数で実現します。今回は自由視点VRによるリアルタイム配信を実現しました。

 

 

 

2.沖縄セルラースタジアム実証実験について

 

(1)5Gタブレットへの自由視点映像リアルタイム配信
28GHz帯の実験システムを用いた5Gエリアを沖縄セルラースタジアムに構築しました。自由視点映像の撮影のためにバッターボックスに向けたカメラを16台設置し、自由視点映像の視聴端末としてサムスン電子の5Gタブレット端末を10台用意しました。お客さまはタブレット操作を通じてバッターボックスの選手を好きな角度で視聴できます。

 

 

<システム構成>

 

 

(2)リプレイ映像の閲覧
5Gタブレット端末内にある自由視点映像の録画ボタンを押すことでもう一度見たい映像のリプレイ再生が可能となります。

 

 

(3)沖縄セルラースタジアム内コンコースにおけるリアルタイム映像VR体験コーナーの設置
沖縄セルラースタジアム2階のコンコースにおいて、自由視点映像のリアルタイム配信とバッター視点の臨場感のあるライブ映像を、VRを通じて体感できる「au 5G体感」ブースを設置しました。

 

 

 

(注1)「KDDI Open Innovation Fund」による自由視点映像ソリューション企業4D REPLAY, Inc.へ出資

 

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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