株式会社KDDI総合研究所 このページを印刷する

LTEの数倍のデータを一気に送ることができるAdvanced MIMO技術を開発

2013年5月23日
株式会社KDDI研究所

 株式会社KDDI研究所は、複数の端末に大きなデータを一斉に送ることで、LTEに比べて周波数利用効率を約3倍に向上させる、Advanced MIMO技術を開発しました。

 データ通信量が増加する傾向が強いスマートフォンの普及に伴い、携帯端末のトラフィックが急増する中、周波数の有効利用が喫緊の課題となっています。これまで、対策のひとつとして活用されていたMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術は、基地局と端末側の双方で複数のアンテナを組み合わせて通信速度を向上させる技術で、組み合わせるアンテナ数が増えるほど干渉が起きやすくなります。このたび、KDDI研は、干渉を減らし、さらに周波数利用効率を上げることが可能なAdvanced MIMO技術を開発しました。本技術を使うと、周波数利用効率をLTEの約3倍(20bps/Hz)に向上させることができます。

 今後、本技術の標準化提案を行い、早期の実用化を目指すとともに更なるに精度向上に 努めていきます。また、本技術を2013 年5 月29 日(水)から開催される「ワイヤレス・ テクノロジー・パーク2013」に出展いたします。

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。