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Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」の始動について

~攻殻機動隊と連携して電脳空間にタチコマをリアライズ~

2017年3月27日
株式会社KDDI総合研究所

株式会社KDDI総合研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中島康之、以下「KDDI総合研究所」)は、国立研究開発法人情報通信研究機構(本部:東京都小金井市、以下「NICT」)の委託研究「Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発」(WarpDrive)(注1)を本格始動(注2)し、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTと連携して「電脳空間におけるタチコマ・リアライズ」に取り組みます。2017年度中にWeb媒介型攻撃対策用「タチコマ・セキュリティ・エージェント」を配付予定です。

本プロジェクトについては、3月25日(土)に一般社団法人アニメジャパン主催の「AnimeJapan 2017」でコンセプト発表を行いました。今後は以下のポータルサイトから情報発信をしていきます。

 

ポータルサイト:WARP DRIVE

 

(注1)WarpDrive: Web-based Attack Response with Practical and Deployable Research InitiatiVE

(注2)NICT委託研究「Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発」は、2016年度に開始したものです。プロジェクトの方針検討を経てWarpDriveとして、3月25日から始動しました。

 

 

 

 

【電脳空間におけるタチコマ・リアライズ】

士郎正宗氏原作のコミック・アニメーション作品「攻殻機動隊」では、電脳空間におけるサイバーセキュリティが物語の重要な因子となっています。この攻殻機動隊において主人公たちをサポートする人工知能キャラクター「タチコマ」を、現代の電脳空間であるインターネットで実現し、サイバーセキュリティの向上に繋げることが「電脳空間におけるタチコマ・リアライズ」の核となるコンセプトです。

WarpDriveプロジェクトでは、Web媒介型攻撃対策用ソフトウェア「タチコマ・セキュリティ・エージェント(以下、タチコマSA)」を開発し、2017年度中にPC向けに無償配布・実証実験を開始する予定です。タチコマSAはWeb媒介型攻撃を検知して防壁展開(悪性Webサイトへのアクセスをブロック)し、個々のPCに適した警告やアドバイスを行います。また、大規模に分散したタチコマSAたちが並列化(情報集約・横断分析・新機能展開等)を繰り返し、最新のサイバー攻撃に対処できるように成長していきます。

さらに、WarpDriveプロジェクトでは、2020年を目途にタチコマSAの保護対象をスマートフォンやIoT機器へと拡大していき、ユーザの日常の様々な局面において、サイバーセキュリティの向上をサポートするサービス・製品の実現を目指していきます。

 

本プロジェクトは、NICT委託研究「Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発」で行なうものです(株式会社KDDI総合研究所、セキュアブレイン株式会社、国立大学法人横浜国立大学、国立大学法人神戸大学、株式会社構造計画研究所、国立大学法人岡山大学、国立大学法人金沢大学の7者受託)。Web媒介型攻撃の対策技術を研究開発し、数万人規模の大規模実証実験を通して実用化することを目的にしています。

 

 

・攻殻機動隊とは

『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい)は、1989年に士郎正宗によって生み出されたSF漫画作品で、21世紀の科学技術が飛躍的に高度化した日本を舞台に、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会で起こるテロや暗殺、汚職事件に立ち向かう内務省の公安警察組織「公安9課」通称「攻殻機動隊」の活動を描いた物語です。

1995年、押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開されるとその圧倒的な作品世界と映像表現により世界中のクリエイターに影響を与え、後のSF映画の映像表現に革命を起こしました。さらに2002年より続く神山健治監督によるテレビシリーズ「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズの大ヒットによって、その世界観に深みと拡がりが加わり、「攻殻機動隊」は近未来SF作品の代名詞になりました。作品は、映像にとどまらず、小説、ゲーム、スピンオフ漫画など、様々なメディアで展開されています。

 

・攻殻機動隊 REALIZE PROJECTとは

2014年・秋、「攻殻機動隊」が発表されて25年、日本を代表する企業、大学の研究開発者、公共機関、そして製作委員会が一体となり、「攻殻機動隊」に描かれている数々の近未来テクノロジーの実現を追究するプロジェクトが立ち上がりました。

「義体」「電脳」「光学迷彩」「多脚思考戦車」などのテクノロジーは、物語上の設定を超えた「私たちの文明が進みうるひとつの可能性」、「未来へのビジョン」です。「物語」と「テクノロジー」この二つが奇跡的にマッチングしたサイエンスフィクションが、攻殻機動隊の世界、この世界を実現するために、「夢」と「英知」を集めること、これが『攻殻機動隊 REALIZE PROJECT』の使命です。

 

「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」HP

 

・タチコマとは

攻殻機動隊S.A.C.シリーズに登場する自律走行可能な思考戦車です。高度な人工知能(AI)を搭載しており、操縦者なしでも独自に任務を遂行することができ、電脳空間においては、情報収集や危険な状況の察知など、公安9課のメンバーを強力にサポートします。

 

 

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