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「ICT夢コンテスト」で、「日本教育情報化振興会 奨励賞」の受賞に内定

2015年11月26日

 2015年11月20日、KDDI株式会社と株式会社KDDI研究所が、全面的にサポートした山梨県総合教育センターの「スマートフォンを活用した災害訓練研究授業」が、一般社団法人 日本教育情報化振興会が主催する「ICT夢コンテスト」において、「日本教育情報化振興会 奨励賞」の受賞に内定しました。全応募件数は397件で、表彰式は2016年3月開催予定です。

 今回の受賞は、KDDI株式会社、株式会社KDDI研究所、山梨県総合教育センター、そして学習指導計画を監修いただいた中部大学 三島浩路教授の4者連名で、高校の授業として他に例がない先進的な取り組みであり、地域防災や高校生の情報リテラシーといった社会課題に、産官学が連携して取り組んだ好事例であると、評価いただきました。

(取り組み内容)
 2015年7月27日、山梨県総合教育センターが、富士山が噴火して山梨県に大規模災害が起こったという想定で、山梨県立都留興譲館高等学校工業科1年生を対象に行ったスマートフォンを災害時の減災ツールとして利活用する研究授業で、KDDIとKDDI研究所が全面的にサポートしました。
 授業では、高校生が、実際に一人1台のスマートフォンを使用して、災害時の混乱における情報収集や情報交換を疑似体験しました。災害時に正確な情報をいち早く収集、発信することが、自分の安全の確保(自助)と同時に、老人、子どもなどの社会的弱者や、けが人などの支援(共助)にもつながることを体験し、災害時に高校生が果たすことができる社会的役割について認識いただきました。また、正しく伝えるためには、どのような関連情報が必要か、どのような書き方をすればよいのか、スマートフォンを使ったコミュニケーションの留意点などについても授業を行いました。

 KDDI研究所の役割は、生徒用のスマートフォンの貸与、授業用に最適化するためにアプリケーションのカスタマイズを行ったほか、教師などにとって安心な外部から遮断されたシステムの構築など、全体の仕組み作りに協力しました。また、授業で用いた学習指導案の策定にあたっては、KDDI研究所と共同研究を行っている中部大学の三島浩路教授にご協力をいただきました。

 KDDIグループは、ケータイ・スマートフォンの正しい使い方、社会に役立つ賢い使い方、トラブルから身を守る使い方を身に付けていただくために、これからも、効果的で先進的な取り組みにチャレンジしていきます。

 

 

「ICT夢コンテスト」ホームページ
・(参考)KDDI CSRトピックス
2015年8月3日「スマホで「富士山噴火」の災害から身を守る! 山梨県総合教育センターの研究授業をKDDI、KDDI研究所が全面サポート

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