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日本発の海底探査チーム「Team KUROSHIO」

Shell Ocean Discovery XPRIZE 「Round2実海域競技」(決勝)開催地等の決定のお知らせ

2018年10月10日
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人東京大学生産技術研究所
国立大学法人九州工業大学
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
三井E&S造船株式会社
日本海洋事業株式会社
株式会社KDDI総合研究所
ヤマハ発動機株式会社

国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学生産技術研究所、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、三井E&S造船株式会社、日本海洋事業株式会社、株式会社KDDI総合研究所及びヤマハ発動機株式会社からなる「Team KUROSHIO」は、海中ロボット等を用いて、超広域高速海底マッピングの実現を目標とする海底探査技術の国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」(※1)に挑戦しており、2018年11-12月に行われる「Round2実海域競技」(決勝)へ進出いたしました。

 

2018年10月9日22時(JST)、XPRIZE財団より「Round2実海域競技」の開催地等の決定に係る発表(※2)が行われましたので、お知らせいたします。なお、Team KUROSHIOは2018年12月9日から19日までの間でRound2を実施予定です。

 

【Round2実海域競技 実施概要】

・開催時期:2018年11月から12月

・開催地 :ギリシャ共和国・カラマタ沖

・結果発表:2019年3月

 

Shell Ocean Discovery XPRIZEの最新情報、重要な日程及び決勝進出チームに関する情報は、XPRIZE財団ホームページをご覧ください。

 

(※1)XPRIZEについて
1995年に設立された米国の非営利組織である「XPRIZE財団」によって運営され、世界の大きな課題を解決することを目的とした世界コンペティション。「学習」「探査」「エネルギーと環境」「世界規模の開発」「生命科学」の5分野をテーマとする。最近では、民間による最初の月面無人探査を競う「Google Lunar XPRIZE」が話題となった。

 

(※2)XPRIZE財団プレスリリース

 

【本件お問い合わせ先】

Team KUROSHIO広報担当 杉山・安蒜

電話:046-867-9250

なお、Round2開催地での取材申込みにつきましては、XPRIZE財団に直接お問い合わせください。

 

【Shell Ocean Discovery XPRIZEについて】
〇目標
・500km2の海底マッピング(解像度:水平5 m、垂直50cm以上)の実現

 

〇主なルール
・支援母船を用いない等、海域に人が立ち入らない(海域へのロボットの展開・回収含む)
・機材の持込みは40feetコンテナ(外寸 L×W×H=12.19×2.43×2.59(m))1つまで
・調査後48時間以内での海底地形図の作成及び提出

 

〇賞金総額
・700万ドル(約8億円)
(内訳:1位400万ドル、2位100万ドル、中間賞100万ドルはRound2進出9チームに分配、NOAAボーナス賞100万ドル(米国チームのみ))

 

〇コンペティション内容
Shell Ocean Discovery XPRIZEでは下記の2ラウンドで海底マッピング技術を競います。

 

(1)Round1技術評価試験(2018年1月実施済)
・高速かつ広域での海底探査に必要な11項目の技術に関する評価試験

 

(2)Round2実海域競技(2018年11-12月開催)
・水深4,000mで24時間以内に最低250km2以上の海底マップ構築
・海底ターゲットの写真撮影(10枚)

 

〇Shell Ocean Discovery XPRIZEのスケジュール
Shell Ocean Discovery XPRIZEはおよそ3年間にわたるコンペティションです(図参照)。

 

 

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。