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日本語音声合成ソフトウェア「N2」のWindows版およびLinux版開発キットを販売 ~IoTデバイスへの読み上げ機能搭載が容易に~

2015年10月29日
株式会社KDDI研究所

 株式会社KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中島康之、以下KDDI研究所)は、日本語音声合成ソフトウェア「N2(エヌツー)」について、販売中のAndroid版、iOS版に加え、Windows版およびLinux版のソフトウェア開発キット(TTS(注1)ライブラリSDK)の販売を開始します。これにより、スマートフォンやタブレットだけでなく、ロボットやIoT (Internet of Things) デバイスでも容易に音声読み上げ機能の搭載が可能となります。

【日本語音声合成ソフトウェア「N2」について】

 「N2」はKDDI研究所が独自に開発した、インターネット接続なしにデバイス単体で省メモリ(注2)かつ軽量に動作する音声読み上げソフトウェアです。
 2011年より、「N2」TTSライブラリSDK (Android版)の販売およびAndroid向け日本語TTSアドオン「N2 TTS」の提供を開始しました。続く2013年からは、iOS版TTSライブラリの提供を開始し、その後も改良を重ねて来ました。
 HMM音声合成方式(注3)により、携帯端末上で音声合成に必要な高速処理・省サイズを実現し、auの「おはなしアシスタント」で利用されています。さらに、KDDIの「クラウドオートコール」での音声メッセージの合成等サーバシステムや、視覚障がい者向けにKDDIホームページの社長メッセージ*の音声での読み上げにも利用されています。

http://www.kddi.com/corporate/csr/president/

【提供開始日】

2015年10月29日(木)

【価格】

OSや仕様により価格が異なります。詳細はお問い合わせください。

【お問合せ先】

inquiry@kddilabs.jp

【KDDI研究所製品HP】

http://www.kddi-research.jp/products/n2.html

【提供方法、仕様】

(注1) Text to Speechの略。音声読み上げ。
(注2) 一声質利用時の実行形式およびデータの圧縮後のサイズは4メガバイト程度。
(注3) HMM音声合成方式:統計的な音声モデルを用いる音声合成方法で、従来の音声波形をつなぎ合わせて合成音声を生成する方法と比較し、品質を高く保ちながら必要なデータサイズを抑えることが可能。
(注4) Raspberry Pi Foundationによる配布イメージのみサポートします。


*「Android」「Google Play」は、Google Inc. の商標または登録商標です。
* iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
*「Windows」「Windows Vista」は米国Microsoft Corporation.の米国およびその他の国における登録商標です。
*「Linux」はLinus Torvalds氏の米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
*「Red Hat」「Red Hat Enterprise Linux」は米国およびその他の国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。
*「Debian」はSoftware in the Public Interest, Inc. の登録商標です。
*「Ubuntu」はCanonical Ltd.の登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社KDDI研究所
営業・広報部 広報チーム
E-Mail: inquiry@kddilabs.jp

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。