個人情報検出ツールの販売を開始
~webサイト上の個人情報を楽々検出、チェック作業をスピーディーに~
2014年2月4日
株式会社KDDI研究所
KDDI研究所は、サイトに投稿された大量のコンテンツの中から個人情報に該当する箇所を瞬時に検出し、サイト管理者の目視による除去作業の効率化を手助けする、個人情報検出ツールを開発しました。本ツールは、テキストに含まれる個人情報を自動判定するだけでなく、検出した個人情報を伏せ字に自動変換するため、目視確認作業の大幅なスピードアップが期待できます。これによりSNSや掲示板等の書き込み内容チェック作業の効率化によるコスト削減、あるいはチェック対象の規模拡大を実現できます。本ツールは2014年2月より販売を開始いたします。
※なお今回の技術は、独立行政法人情報通信研究機構からの委託研究である「インターネット上の違法・有害情報検出技術の研究開発」(2009年9月~2012年3月)の研究成果の一部を活用しています。
【ツール概要】
●本システムに対象テキストデータをアップロードするだけで、独自の判定処理により「住所」「一般的な氏名」「電話番号」「メールアドレス」等の自動検出を行い、Webブラウザ上に自動判定結果と伏せ字処理結果を1件ずつ表示。
・1分間に1200件の投稿から個人情報を検出・変換(1秒あたり20件)
・個人情報該当箇所の検出精度は約94%(氏名を含まない場合は100%)
・1投稿の目視チェックに平均30.2秒かかっていたものを、本ツールを導入することで、約1/3程度の10秒まで短縮するが可能。(※)
●ボタンを押すだけで1投稿ごとの確認作業を進められる楽々インターフェイス
●単語登録機能により、個人情報以外のキーワード検出も可能。
【動作環境・価格など】
サーバ | OS:FreeBSD8.2(64bit)等Linux系OS ※備考 CPU:64bit対応プロセッサ MEM:8Gbyte(1アカウントでご利用の場合の推奨値) HDD:100Gbyte以上 |
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クライアント | ブラウザ:Internet Explorer 8.0の動作するWindows PC ※備考 |
識別対象 |
電話番号、住所、人名(一般的)、メールアドレス、日時(契約日等) |
備考 | カスタマイズ費について:ご希望のサーバOS・ブラウザへの適用、お客様の業務フローに合わせたGUI仕様変更、識別対象の追加などのカスタマイズが可能です。まずはご要望をお伺いさせて頂き、対応可否および費用を提示させて頂きます。 サーバ設置について:個人情報を含むデータを扱うため、お客様の管理するネットワーク内への設置を強く推奨いたします。 |
問い合せ先 | フォームよりお問い合わせください。 |
【導入事例】
KDDIウェブコミュニケーションズ社:オンライン問い合わせ内容のチェックに活用
以上
※オンライン問い合せへ寄せられた100件の投稿で本ツールを使って判定実験を行ったところ、氏名を含む個人情報は94%の精度で検出、氏名を含まない場合は100%の精度で検出した。(該当箇所は47箇所)
※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。 商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。